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2020.08.13/ブログ

客観的視点で見渡すための指標とは

少し前のブログで、世の中を「見える化」してみよう。と書いたけど、自社そして競合を「見える化」するのって、どうすればいいの?

今日は、そんな疑問のヒントになればいいなと願いながら、客観的視点について紐解きます。そもそも、自分で自分の会社を(客観的に)見るのって、実は意外と難しですよね。

マーケティングだけでなく、他のものもそうですが、自分の視点と他人の視点て結構違ったりします。

例えばプロフィール写真を選ぶとき、10枚写真を並べて一番いいと思うものを指差すと、大概の場合、自分が指したものと他の人が指す写真って違うんですよね。今、言いたいのって、そういうことなんです。

重く考えなくてもいいのですが、自分視点と他人視点は結構違うよということ。

ここは、頭の片隅に入れておくといいかもしれません。じゃあ「自社」を知るためにはどうすればいいの?という方。

そんなときは、下記のものを箇条書きで書き出してみてください。

・企業理念(自社が目指す姿)
・ヒト(社員数やマーケティングに投入できる人数、教育や研修システムなど)
・モノ(商品やサービス、オウンドメディア、販売網など)
・お金(マーケティングに投入できる予算、資本金、上場・非常上など)
・情報(顧客・会員情報、商品データやPOSレジデータなど)

なんとなく、ざっくりですが、全体像が見えてきたりしませんか?これらを全体的に見渡して「市場における自社の立ち位置」を見つけてみましょう。

競合はパズルゲームのように当てはめていく

さて、自社の全体像を見渡したら、次は競合をみてみましょう。でも実はこれが難しい。

競合を絞れなくて、競合選定迷子になっている人って多いんです。

迷ってしまったら一旦、業界・企業・事業で絞ってみましょうね。例えば・・「カメラ」を考えたとき、単純に「デジタルカメラ」という枠で考えると、CanonとSONY、OLYMPUSなど、各メーカーが競合関係になるかもしれません。

でもこれを「カメラの機能を有するモノ」として、広義の「カメラ」で捉えたら?競合として、スマホもタブレットも携帯ゲーム機も参入してきてしまいます。

こうなると、競合を考えるときの業界・企業が広がりますよね。

そしてデジカメという枠を超えて、「カメラの機能を有するモノ」と考えたときの、アフターサービス店、中古販売店などまで考えると、ますます競合に深みが増してきたりします。

サービスや販売チャネルという点でも、競合を考える必要が出てくるんです。こうなるとかなり膨大な競合が出てきてしまい、これにより競合選定迷子になっている人も少なくありません。

だから最初に伝えた、「絞る」ということが効いてきます。

マーケティングは、ターゲットが多い方がいいわけではない。

ターゲットは、広げるよりも絞る方が大切なんです。

ということで今日はサクッと、客観的視点で見渡すための指標について、お話ししました。皆さまも参考にしてみてくださいね。

(*デジタル時代の基礎知識『マーケティング』参照)
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