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獺祭

2020.06.12/引き寄せPR術

「獺祭」に学ぶ飛躍の裏側

梅雨らしい季節になっていましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?私は昨日、日本酒が飲みたくなっておうちでしっとり「獺祭」をいただきました。

そこで日本酒を飲みながら、改めて「獺祭」飛躍の裏側について考えてみたので、今日は「獺祭」についてPR視点で紐解きます。

何度かメルマガとブログでもご紹介していますが、プレスリリースをつくるとき大きな柱のひとつに「社会軸」があります。

その「社会軸」というのは「事業の目的=世の中を変えること」であること。

ここが今回のお話の鍵になっています。

当時の価値観をクルリと変える

今でこそバラエティ豊かな日本酒。

でも昔の日本酒って「高品質のものを安定的につくるのは難しい」「安くてまずいのが当たり前」が一般常識でした。でも、どんなに安くてもまずいお酒って、「飲みたい♡」とならないですよね!?

そんな日本酒業界に「安定的に美味しい日本酒をつくりたい」と挑戦したのが「獺祭」でした。

 これは言い換えると、「獺祭」の挑戦が成功すれば、日本酒を飲むすべての人にメリットがあるという状態がつくれるということなんです。この時点で「獺祭」の挑戦は、業界内の覇権争いを超えたものであり

マスコミを惹きつけていたんです。

で、本日の本題!社会軸の共感を呼ぶためには

①一番手になる
②世の中を変えられる根拠を示す
③共通の価値観に根ざしている

ことが大切です。

①一番手になる

獺祭はこれまでの日本酒業界の常識を覆し、”高品質の日本酒をつくるため生産体制を抜本的に見直す”と一番最初に宣言しました。ということで、①の条件はクリア!!

②世の中を変えられる根拠を示す

今でこそ有名な「獺祭」ですが、登場した当時はまだまだ無名の中小企業。世間的にみたら「中小企業に世の中を変えるパワーがあるのか??」という疑問が生じます。この時、「獺祭」が示したのが

世の中を変えられる根拠

なんです。では当時の「獺祭」は何をしたのか?その鍵となったのは…

当時の「獺祭」がとことん合理性を貫いた

ということ!!「獺祭」は、とにかくデータを集めて分析し成功要因を積み重ねました。要するに、市場リサーチして修正していくということです。

これって、他の業界では当たり前のことでしたが、日本酒業界でできている酒蔵がほとんどありませんでした。当時の日本酒業界では、合理性を求めることは非常に「新しい取り組み」だったんです。

この手法を取り入れることで、「獺祭」は頭ひとつ分グンと抜きんでた!!

これは当時の業界ではかなり斬新な取組でした。

③共通の価値観に根ざしている

先ほども記載しましたが、当時の日本酒は

・高品質のものを安定的につくるのは難しい。
・安くてまずいのが当たり前。

でした。でもそこで、美味しい日本酒が飲めたら嬉しいでしょう?

せっかくなら美味しいものが飲みたい、食べたいはすべての人に共通する価値観です。だからこそ「獺祭」の目指した

「合理性を求めて美味しい日本酒をつくる」世界を支持する人は多かった。

こういった取り組みがひとつひとつ重なって、「獺祭」はいまや世界のお酒になりました。

その躍進の裏側には、PR視点を上手に使った戦略的な取り組みがあったんです。

ということで、今日は「獺祭」を例にPR視点で社会軸のつくり方をお届けしました。


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