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2020.11.06/ブログ

文章を書くセンスがないから、「生きてる意味ない」と言われ続けた3年間。

雑誌ライターとして、個人名を出して、活動を始めてはや数年。今でこそ、コンビニや書店で並ぶ雑誌を買いていますが、出版社に入りたての頃は、文章が書けなさすぎて『編集者として生きること』を否定され続けていました。

今思うと・・とんだブラック企業だったかも。今日はそんな、ひよっこ編集者時代を思い出して書きました。

人のあら探しをするのは、ヒマだからではないか?

最初に入った出版社は、ゴリゴリのファッション系。当時、私が持っていた出版社のイメージって『プラダをきた悪魔』だったので、まぁまぁ怖い世界をイメージしていました。で、「実際入社したどうだったのか?」というと

想像通り怖かった。笑

中にはこっそり隠れて、私をサポートしてくれるメンバーもいたのですが、まぁ怖い方の迫力が凄すぎて、ビクビク怯えて暮らす毎日・・。天敵に追われて、洞穴の奥底に逃げ込んだまま顔を出せない。

そんな感じの毎日を過ごしていました。

そして、毎日のように、何十回も聞かされる言葉が

加藤さん、ホント生きてる意味ないよね。というパワーワード。

多分この時点で、ずーーーーーーんと凹んでしまう人も、少なくないと思います。でも私、今だから言うけれど

当時はこっそり耳栓して出社してました。

耳栓は、自分を守る一種の生命維持手段のようなもの。耳栓をして、編集部のデスクでパソコンを開きながら、こっそり守ってくれる人と、罵声を浴びせる人を観察していたんです。

で、最終的にわかったのは、罵声を浴びせる人や誰かの悪口を言い続ける人。人のあら探しをして揚げ足をとる人って

とにかくその行為がクセになっているんだな、ということ。

取材で誰かが外出すると、必ずその人の悪口を言う。とにかく、自分以外の誰かを敵にする。そんな相手のクセが見えたとき、

もしやこの人「ヒマなのではないか?」

と感じるようになったんです。だって、締め切り間近の原稿って、編集部にはたくさんあるんです。本気で忙しいときって、締め切りとの時間の戦いで、人の悪口とか言っていられないはず。それでも、悪口をいう人は、仕事がない人なんだろうなと思うようになりました。

出版社時代は、そんなダークモードな生活も、いいスパイスだなと思って過ごしていましたが

退職しても、関係が続く人はきちんと続く。

あれだけ毎日、「生きる価値ないよ」と言われていた私の姿を知っている人も、退職時にとっても優しいメールをくれて、それ以降、今でも互いに良きクライアント関係を続けている人もいます。弊社にとって、大きな案件をご依頼してきてくださるのは

全てこの出版社時代の同僚とチームを組んで、請け負う仕事だったりします。

『嫌な人がいる=会社が嫌』ではなくて、ものすごく客観的に世界を俯瞰してみて、自分が必要な人とだけ、お付き合いすればいいと思う。

別の出版社の新卒の方と、ライティングの話をしていてると、「もうやだ」「無理ゲー・・」という言葉を聞いたりしますが、一呼吸置いてみて、自分にとって必要な言葉や情報だけをピックアップすればいい。

人生もっと気楽にいきましょう!世界は意外といいものですよ。


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