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2020.09.15/ブログ

社会のどの立ち位置にいるのかを認識する

前回のブログで、ソフトバンク孫社長のPR術をご紹介させていただきましたが、なぜ孫社長が風雲児と呼ばれるのか?についてPR視点で紐解きます。

突然ですが「パソコン流通業界のダイエーを目指します」という宣言、耳にしたことがありますか?実はこの言葉、創業からわずか半年のタイミングで、孫社長が宣言した言葉なんです。

そもそもソフトバンクは、起業当時、今のような携帯会社ではなく、パソコンソフトの卸売業でした。世の中にパソコンが普及し始めたタイミングで、パソコンの卸売業をスタートしたのがソフトバンクだったのです。

そのソフトバンクが、起業半年でマスコミに向けて宣言したのが

「パソコン流通業界のダイエーを目指します」という言葉。

小さなパソコン卸売業社であるソフトバンクが、当時、業界の風雲児として名を知らしめていた

ダイエーのような巨大流通帝国になると、堂々と宣言したのです。

自社を卸売業として捉えていない

ではなぜ、起業して間もない、孫社長はそんな大きな宣言ができたのでしょうか?それは・・・そもそも自社を単なる卸売業として、捉えていないからだと思います。

ここがめちゃくちゃポイントなんです!

孫社長は自社を「パソコンソフトを卸している企業」ではなく

「社会を変えていく企業」と定義して大きく捉えていたんです。

社会を変えるという大きなテーマをマスコミに投げかけ、ドスンと「社会軸」を突き刺し、自社ストーリーをメディアに向けて語ったことで

コンピューター新時代を代表する新進気鋭の経営者

というイメージを確立しました。このドスンと突き刺すのが孫社長ならでは。この強めのドスンがないと、パソコンの卸売業界の内輪だけの話で終わってしまい、業界外の人や顧客、ユーザー、読者、視聴者が興味をそそられないんです。

昨日のブログでも書きましたが、孫社長って本当にPR術が上手!

起業から現在に至るまでPR要素がいろんなところに鏤められているので、孫社長のSNSなど、PR視点で、ぜひチェックしてみてくださいね。


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