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2020.07.20/ブログ
ブランディングに誤解が生まれた背景
少し前のブログ書いたのですが、「ブランディング=マス広告」と捉えて「予算がないから」「規模感が違う」と自分ごとにしないのはもったいないこと。でも一方で
「ブランディング」という言葉が一人歩きしてしまって
自社には関係ないと思っている企業も少なくありません。
そもそも「ブランディング」や「ブランド戦略」という言葉が日本に入ってきたのは1990年前後。その少し前の1980年代には、DCブランドが一斉を風靡し、欧米の高級ファッション=ブランドと認知されたことが
ブランディングに誤認を生むキッカケとなりました。
ブランドという言葉は、英語で書くと「brand」ですが
もともとは「buraned(焼印を押す)」に由来しています。
昔は自分の家畜に焼印を押すことで、どこの農場の家畜か判別できるようにしていましたんです。このように
自社のモノ・サービスを他社のものと区別すること
これが「ブランド」の起源であり、「高級品=ブランド」という思考は誤認だと言っても過言ではありません。
誤認の追い風となったかつてのCIブーム
「CI」という言葉を、耳にしたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか?1990年前後の日本に「CIブーム」と呼ばれた時代がありました。
これは「会社のアイデンティティはなんなのか」「何をするための会社なのか」、そんな理念を求めて社名やロゴを見直すことが流行った時期でもあります。
しかしこの頃、流行りにのって巨額の外注費を費やして
ロゴを新しくしたものの中身は何も変わっていない企業が多発。
この現象にトラウマを覚えた、企業や人も少なくはないはずです。歯痒い事実ですが、これがあまりに手痛い失敗経験だったため、いまだに「ブランド戦略」に疑念を抱く、企業経営そうも多く存在しています。
とはいえ、これまでのブログでも、お話しさせていただいたように
世界は、そして私たちの生活は、たくさんのブランドに囲まれています。
「ブランドなんて関係ない」と思っていても、実は誰もが「ブランド」に関わって生きているので、本日はせっかくなら実践的なツールとして、ブランドと楽しく共創していきましょう!というお話しでした。
(*デジタル時代の基礎知識『ブランディング』参照)
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