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2020.09.27/ブログ

ドラえもんに学ぶ、ギャップの魅力

今日はドラえもんに学ぶ、ギャップの魅力についてお話しします。今、公開中の映画「ドラえもん のび太の新恐竜」。

この映画を観ながら、ゆるっとギャップの魅力について考えました。

よくPRをするときに「ストーリーで惹きつけよう!」みたいなワードを聞くことがあるかと思いますが、ギャップこそがストーリーをつくる鍵を握っていたりします。

例えば商品開発ストーリー社長の起業ストーリー。どんなものでも構わないのですが、人ってストーリーに惹きつけられます。

中でもギャップを感じるストーリーだと、グッと人の心に響くようになる!

「何もできない」こそが魅力的

せっかくなので、ドラえもんを例に考えてみましょう。のび太って、勉強も運動も苦手で、学校に遅刻して・・

絵に描いたようなダメっ子ですよね。

でも、だからこそ感動の映画が生まれるんです。だって、出木杉くんが主人公で、さらっと強敵を倒してもなんか物足りなくないですか?

出木杉くんがあの頭脳を使って、いいアイデアを思い付いて、強敵を倒しても「あぁ、出木杉くんだもんね。さすが!」と思ってしまいます。

これが静香ちゃんが主人公でも成立しない。可愛すぎるから。

ストーリーという視点で見ると、ちょっと破壊力が足りません。そしてスネ夫だとお金持ちすぎるし、ジャイアンは暴力的すぎて・・主人公には向きません。

やっぱり主人公にぴったりなのは、何もできないのび太がちょうどいい。のび太も、あやとりや、射撃は得意なはずですが

基本的には「何もできないキャラ」というのがストーリー的にはGOODなんです

のび太が勇気を出して○○○をする!というところに心が動かされちゃうんですよね。今回の映画も恐竜との触れ合いを通じて、大冒険をした後に、タイムマシンで現代に戻り、できなかったはずの逆上がりを練習してできるようになる!

そんな場面で終わっています。

映画館では、子連れでドラえもんを観にきている人も多かったのですが大人がついつい涙ぐんでしまう、そんな上映時間でした。

映画のタイトルが『ドラえもん のび太の○○○○○○』となっているのにも、きちんと理由があるんです。長年愛され続けるものにはそれなりの理由がある。

世の中で気になる商品やサービス、作品があったら、ぜひそんなPR視点で紐解いてみてくださいね!


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