本日は「熱海プリンに学ぶすみ分け術」についてお話します。この話題、以前もお伝えしたのですが反響が大きかったので、改めてお伝えさせていただきますね！

皆さん、ここ1〜2年くらいで一気にメディア露出が増えた「熱海プリン」てご存知でしょうか？雑誌ライターの仕事柄、いろんな雑誌に目を通すのですが「最近、雑誌でよく見るなぁ」と思うスイーツのひとつです。

レトロ可愛い！思わず購入したくなる熱海プリン

そんな熱海プリンですが注目してみると、PR的な成功の秘訣が見えてきます！

・価格帯
・デザイン
・展開方法

など、いくつかポイントがあるのですが、今日はこの中の「展開方法」に注目してみますね。熱海プリンて、熱海エリア（←温泉で有名な、あの熱海です。）に4店舗ほどお店を構えています。

で、そのすみ分けなのですが・・

①お土産にピッタリな『駅近店舗』（イートインなし）。
②映える写真をとって、ゆっくり過ごしたいなら『熱海プリンカフェ2nd』。
③行列少なめが希望なら、ちょっと離れるけれど『渚の熱海プリン』。
④車移動なら、ドライブイン 『熱海プリン食堂』。

とそれぞれに個性を出して、上手にすみ分けしているのが特徴です。

このすみ分け方法が、PR的にはめちゃくちゃ大切！！

PRを成功している企業さまは、このすみ分けがめちゃくちゃ上手な企業さまばかり。例えばルイ・ヴィトン。東京・新宿エリアの店舗をご存知でしょうか？新宿エリアには

①小田急新宿店
②新宿高島屋店
③新宿三丁目店

の、3つのルイ・ヴィトン店舗が存在します。ざっくりお伝えすると、

①小田急新宿店は『駅近でささっと購入できる店舗』。店舗的には小さいですが、人気の定番商品は揃うし、在庫がなければ近隣店舗からすぐに商品を持ってきてくれるのでとっても安心。

②新宿高島屋店は、シーズンごとのコレクション商品はもちろん『メンズ商品も揃っています』。＊洋服の取扱は無し。

③新宿三丁目店は、シーズンごとのコレクション商品などファッション（洋服）までズラリと『圧巻の品揃え』を誇っています。

こんな感じで、ルイ・ヴィトンも熱海プリン同様、店舗のすみ分けを上手に使って展開しているんです。値段が高い安いとか、ラグジュアリーブランドかどうかなんて関係ない。

そういう先入観は一切なくして、「すみ分け」や展開方法はめちゃくちゃ参考になります。特に、プリンのように、マス受けするカテゴリー＝要するに…強豪が多く存在する商品やサービスをさらに広げるには、売り方のすみ分けを、きちんと設計する必要があります。

『なんとなく販売しているブランド』よりも『わかりやすく販売しているブランド』の方がメディアも取り上げやすいんです。

PR的に見ても、このようにわかりやすいすみ分けがあると商品をアプローチしやすいので、メディアアプローチもしやすくなりますよ。自身の商品やサービス展開に頭を悩ませている方はぜひ参考にしてみてくださいね！

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