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2021.03.02/ブログ

何回息をのむ瞬間に出会えたか

本日はライティングのヒント、「何回息をのむ瞬間に出会えたか」というお話をお届けします。

ダラダラよりもドキドキ

このブログ読者さんには、ライター希望の方もいらっしゃるかと思いますが、クラウドってお分かりでしょうか?

一文字○○円でお仕事を受注する、クラウドワークスやランサーズなどの世界のことです。

この世界が登場し、ライティングの世界は大きく変わりました。

発注者側からすると、格安でライティングを発注できるので便利なのかもしれまん。

でも、これには落とし穴があるんです。

長年編集長をやっていたり、ベテランライターさんて文章を書くとき、とってもスマートに文章をまとめるんですね。

要するに、文字数は少ないけど、伝えるべきことはギュギュッと濃縮されている。

それがプロとして、ライティング1本で、食べていける(だろう)ライターだったりします。

でも、文字単価の世界は文字数が多いほど稼げてしまう。ダラダラした文章でもOKとなっているんです。

この仕組みができてから、正直、ライターの需要と供給のバランスが崩れはじめた気もします。

というのは…

世の中を見渡すと、肩書きライターの人が多いのに、実際に、仕事を受注しているライターはほんの一部に偏っている。

ライターは多いはずなのに、仕事を発注できるライターは少ない・・。

というチグハグな世界になってしまったんです。

クラウドは便利な反面、こういう現実を作り出してしまったのも事実です。クラウド系のお仕事は、駆け出しのライターさんにはいいかと思いますが、文字単価の世界だけで生計を立てるのは相当難しいのが現実。

ここを勘違いすると、大きな落とし穴にハマってしまいます。

文章は長く書くのが正解ではなく、読者が必要としている濃厚な情報を届けた方が重宝される。

これを忘れないで欲しいなと思います。

かつて、マイケル・ジャクソンが亡くなったときに、ビヨンセが贈った追悼の言葉を、ご存知でしょうか?

それは

Life Is Not Measured By the Number of Breaths We Take,
But By the Moments That Take Our Breath Away.

という、言葉。

人生は何回呼吸をしたかではなく、何回息をのむ瞬間に出会えたか。

「長生きすることだけが価値じゃないよ」、と伝える言葉です。

これはライティングでも同じこと。

ダラダラ書くのが正解ではなく、求められている情報を濃厚に凝縮して届けること。この意識を忘れないでくださいね!


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