ドラえもんファンなら
一度は訪れたい
藤子・F・不二雄ミュージアム。
そんな素敵な
ミュージアムをPR視点で
紐解きます。
想像を掻き立てる構成力
藤子・F・不二雄ミュージアム。
訪れたことのある方は
ご存知だとは思いますが
実はここキャラクターが
歩いたりはしていません。
ディズニーやUSJのように
キャラクターやダンサーが盛り上げる
わけではないんです。
ではなぜ、9周年目の今でも
チケットが大人気なのか?
ここって特にテレビCMを
しているわけではありません。
なのにこの人気って何?
その視点でミュージアムを
ぐるりと
見渡してみました。
すると・・
ディズニーで言う
いわゆる隠れミッキー的な
ものがチラホラ。
ドラえもんの道具が
いろんな場所に
隠れていました。
例えば「ウマタケ」
屋外スペース隣の
森の中に
ひょっこり生えたりしています。
この主張しずぎない
隠れひょっこり
こそ想像力を書き立てます。
「ウマタケ」の会話は十人十色
ひょっこり生えた
「ウマタケ」の前で
しばらくパークを
観察していたのですが
そこで聞こえてくる会話が
十人十色なんです。
「ここにウマタケがある!
これって○○だよね。
○○が面白い」
とか
「あー、これって○○
のお話に出てきたやつだー!
私も○○したいな」
とか
「私だったら○○の時に
使う!大好き!」
など、ひとつの道具で
いろんな会話が
飛び出してきます。
このさまざまな会話を生み出す
仕組みこそ
PR手法のひとつ。
広告を打たなくても
ひとりひとりが
ストーリーをつくれる。
五感を奮い立たせて
想像力をつかう。
頭をつかうからこそ
飽きずに
オトナも楽しめる。
広告を使って
「このミュージアム
ここがいいですよ」
と宣伝するのではなく
自然に口コミで広がる
仕組みがきちんと
ここに確立されていました。
こうなると後は
じわじわ広がってゆく。
これぞまさに
PRの真髄です。
来場者をみていると
オトナのカップルも多く
素敵に年齢を重ねている
ご夫婦も
いらっしゃいました。
お話を伺うと
「ドラえもんは
いろんな想像ができて好き」
「いつまででも話していられる」
とおっしゃる方も。
ゆっくり落ち着いて
過ごせて心地いい空間だと
とお話ししてくれました。
どこか懐かしくて
ワクワクがあって
なんだか楽しい。
こういう存在になると
PRはもっともっと
楽しくなるのかもしれません。
ということで今日は
オトナも楽しめる
藤子・F・不二雄ミュージアム
のお話しでした。
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