突然ですが、今日は百貨店のお話をしますね。実は私、新卒で入社した会社は伊勢丹。2008年入社なので、内定者のときに伊勢丹と三越の統合が発表された代なんです。今は三越伊勢丹と呼ばれていますが、当時は伊勢丹と三越で採用が分かれていて。私の代が、伊勢丹として採用された最後の代だったりします。

そんな私。今では起業していますが、伊勢丹入社から10年以上経った今なお、伊勢丹と一緒にお仕事をさせていただく機会が多くて。とても感謝しています。

人との出会いは本当に宝物。

そんな中、先日、日本橋三越で催事が開催されました。私自身は新宿伊勢丹勤務しか経験していないので三越についてはど素人。右も左もわからない新入社員状態です。

私も日本橋三越で1週間ほど商品を販売させていただいたのですが、接客は久しぶり！開店の音楽が流れると自然と背筋がピンとします。

でも実は……今回会期初日の天気予報は「大荒れの嵐」。この影響か初日のご来店客数は、予想よりも少し控えめでした。

「たくさんのお客さまに商品を知っていただきたいけど、この天候では厳しいかも……。でも商品は販売したい」。そんな想いがあったので、商品を知っていただく手段のひとつとして「プレスリリース配信」を試してみることになりました。

まるで魔法！即日メディア取材が決定

営業時間中、ブース近くの休憩所に移動させてもらって急遽リリースを作成。すぐ執筆内容をチェックしてもらい、プレスリリースサイトで配信しました。

こうしてできたプレスリリース。なんと！配信後すぐにメディア取材依頼の連絡を受け、翌日、会場での取材が決定したんです。

本来であればプレスリリースは会期スタート前に配信するもの。

ではなぜ、「会期中に配信したプレスリリースがメディア取材につながったのか？」。これにはコッソリ仕掛けた、3つの鍵がありました。その3つの鍵というのが

①タイトルはわかりやすく
②ブランドストーリーを描く
③プレスリリースを伝える人を絞り込む

仕掛けたのはこれだけです。具体的に何をしたのかと言うと..

①：タイトルにスマートさは求めない。流行りのワードを使わなくてもいい。
タイトルは誰が読んでも伝わるように書くのが大切。「何が」「どこで」行われるのかを伝えること。

②：ストーリーがあると読み手はグッと引き込まれます。
商品の背景にあるストーリーを伝えてあげる。

③：伝える相手を10媒体程度に絞ってメールでフォローアップを。
ブランドの想いが伝わるように、相性が良さそうな媒体を絞り、ひとりひとり担当の方に丁寧にメールを送りました。

今回は急遽配信したプレスリリースだったので、通常のプレスリリース配信とは異なり、独自アレンジをしましたが、人の心を動かす文章はほんの少しのスパイスが必要なだけ。難しい言葉は必要ありません。

文章にスパイスを聞かせることができれば、会期スタート後のプレスリリース配信でも大丈夫。

ポイントさえ抑えれば必ずメディアに届きます。ではその「ポイントは何か？」については、PR講座でお伝えしているので割愛させていただきますが、選ばれる力を発揮するかしないかは、行動するかしないかだけの違い。誰にでも平等に選ばれる権利があります。

行動を起こすかどうかが、今後の未来を決めるだけ。

プレスリリースはお客さまへ渡す 1通のラブレター。読んでくださる方へ感謝を込めて、皆さまの想いや商品・サービスの魅力を、ひとりでも多くの方へお届けできたら嬉しいです！

急遽、取材依頼にご対応くださった日本橋三越の皆さま。相談に乗ってくださった先輩方、同僚のみんな。本当にありがとうございました！

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