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2020.09.20/取材の裏側♡ここだけの話

雑誌編集者の私が、なぜ利益の出ない雑誌をつくるのか?

雑誌編集を担当するようになって数年。私自身は、ファッション雑誌やコスメ雑誌の編集を担当することがほとんどですが

2018年、医療 × 旅行雑誌「ベィmagazine」を立ち上げることとなりました。

「あれ?でも全然利益出ないよね?」と出版社メンバーからは、よくこの質問をされるのです。はい、たしかに・・

利益はほぼゼロ。

経営としてはNGかもしれません。そして、確かに効率はよくありません。じゃあなぜ、「無利益の雑誌を手掛けるのか?」今日はそんなお話をします。

私ね・・単刀直入にお話をすると、お金を目的とする事業に飽きてしまった気するんです。生活をする上では、どうしたってお金は必要ですし、会社を経営している以上、利益を生み出さなければなりません。

だから「世の中お金じゃない」とか、カッコいいことを言うつもりはありません。

でも何か事業をするときは、自分の中で、心を動かす理由があることも大切です。「なんのために、この事業を行うのか?」。限りある時間も命も、かけられるほどの価値があるのか。

そこって実は、とても大切だなと思っています。

私自身、社会人になり、それなりに大企業を転々としながら、ぼんやり安定した生活を送っていました。でもなんだか、そんな毎日だと「いい意味」で刺激が足りないんです。

細胞がシュワシュワっと喜ぶような、ワクワクするような、そんな刺激。

カラダが喜ぶような刺激を感じることが、少なかった気がします。なんかこう…自分なりに、仕事をする意義を見つけたいなと思い始めたときに、あるオンラインサロンの集まりで吉田くんと出会い

「車いすの人が、退院後に楽しめる旅行雑誌をつくろう!」

となって立ち上げたのが、「ベィmagazine」でした。そんな私たちの立ち上げ秘話は、こちらでご紹介していますので、気になる方はぜひご覧くださいね。

編集者は危機感を持った方がいい

ベィmagazine」の立ち上げメンバーは8人。私以外は全員、PT(理学療法士)です。皆さん、理学療法士って、聞いたことがありますか?わかりやすく表現すると

病院でリハビリをしてくれる、カラダの専門家です。

そんな理学療法士7人と組んで、一緒に雑誌を立ち上げました。とは言え、編集編集初心者の7人と雑誌をつくるので、「まずは雑誌のカタチになっていればOK!」くらいに思っていたのですが、いざ、制作をはじめてみると

平均してメンバーのスキルが高くって、驚きました。

もちろん、文章とかデザインとかは、一般雑誌と比べて勝るかどうかと言われたら、創刊号の時点では、全然、敵いませんでした。

でも、号を重ねるごとに、メンバーが着実に、クオリティを上げてくるんです。

オンラインで打ち合わせができて、印刷発注ができて、自由に動画をつくれて、個々にSNS発信できる時代。取材をする、編集をする、撮影をする。

雑誌をつくる」ということが、もはや編集者の特権ではなくなりました。

しかも、「ベィmagazine」はビジネスモデルとして

利益が出にくいので、出版社がほぼ手を出してこない領域。

言い換えると

出版社というライバル不在で、社会的意義のある雑誌をつくれる、独自ポジションにいるんです。

これからの時代、こういった雑誌が他にも出てくる可能性が十分にある。編集者は、自分たちの仕事に危機感を持たなければなりません。これまでとは違った姿勢で、仕事に取り組んでいかなければならないと感じる、いいキッカケとなりました。

編集者の皆さん!ぼやっとしていると、他業界の人が編集したものから、どんどんヒット作が生まれる時代です。

ある意味、編集戦国時代に突入した感じですが、みんなでお互い楽しみながら、面白い雑誌を生み出していきたいなと思っています。

そんな「ベィmagazine」のお仕事として、先週ちょうど岐阜県・白川郷を取材で訪れたのですが

実はこれ、ある大企業様とのコラボ企画なんです。

2020年後半も、どんどん面白いことを仕掛けていけそうな気がします。そして、この雑誌をつくるとき、どうしても、車いすユーザーのリアルな声がききたいです。そのため、車いすユーザーの方向けに、facebookグループを運営していますので、ご協力いただける方はぜひご連絡いただけると嬉しいです。


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